いも煮会からみえる都内と山形の違い
雨とともに気温が低くなっていきますね。
朝のすがすがしい空気や、夜の満点の星空に癒される季節です。
さて、先日山形県民は参加を義務付けられている(という噂の)、
いも煮会に参加してきました。
私が最後にいも煮会をやったのは小学生の頃(授業の一環)。
20数年ぶりのいも煮会でした。
昔は大き目の石を拾っての竈作りからやっていましたが、
今では便利なもので、竈も借りられるんですねー。
そして庄内風と山形風の2種類のいも煮が準備され、
最後はいも煮の残りにカレーとうどんを入れ、カレーうどんにして終了。
1回で2つ、3つの味が楽しめる、何とも素晴らしい会となりました。
ここで感じたのは、都内と山形の違い。都内では会場探しに一苦労です。
なぜなら、ごみや騒音の問題もあり、BBQが禁止されている場所が多いためです。
場所によっては有料のところもあります。
山形はというと、河川敷には一定の距離にトイレがあり、ごみ置き場も設置され、水道も確保されているという好待遇。
これは山形県民がいも煮の風習として、食べた後は汚さずに帰ろうという意識が根付いているからなのでしょう。
調べてみると、いも煮会の発祥は江戸時代とも明治時代とも言われるほど、長い歴史があります。
脈々と受け継がれる伝統とマナー。
ずっと大事にしていきたいものです。