NPO主催の講演会に参加しました

12月12日(金)に、山形創造NPO支援ネットワーク設立15周年記念事業「地域の未来づくりとNPOの役割」に参加してきました。

 

認定NPO法人 山形創造NPO支援ネットワーク さんへは、実践教育プログラム公共政策スタディーズ・コースから学生1名が、次の春休みにインターンシップに参加する予定です。学生の希望を尊重して受け入れを快諾してくださり、ありがとうございます!

 

今回は、光栄にもその設立15周年記念講演会への参加をお許しいただき、インターン予定の学生Y氏と私ゴーナイで勉強に行って参りました(`◇´)ゞ

 

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最前列に座って全力でメモを取る実践生のY氏(見づらくてスイマセン)

 

講演は、椎川忍氏(一般財団法人地域活性化センター)、田尻佳史氏(日本NPOセンター常務理事)のお二人が登壇されました。

 

椎川氏は「地域の未来づくりとNPOの役割」という題で、地域で活躍する人材を育成することの重要性を説かれました。特に印象深かったのは、公務員も地域に飛び出して、住民と一緒に地域づくりを行っていく必要があるというお話です。地域を豊かにするためには、ときに行政区分を超えて、関係する住民やNPOと協力しなければならない。県や市といった境界を絶対視せず、組織の壁を飛び越えて活動できるような人材を育てること、また彼らが活躍できるような環境を整えていくことが必要である、ということでした。

 

田尻氏は「日本のNPO これまでの15年これからの15年」という題のとおり、日本におけるNPOのありようの来し方行く末について講演されました。すなわち、国‐県庁‐市町村といった上意下達の行政システムでは、地域の多様化なニーズに応えることが難しくなってきており、NPO等市民活動への期待がますます高まっている。日本のNPOは、阪神淡路大震災後に脚光を浴び、地方分権化の流れのなかで推進されてきた。それは「新しい公共」(鳩山首相)から「共助社会づくり」(安倍首相)へと名前を変えつつ語られる社会像においても、ますます重要なものとみなされてきている。私なりに要約すると、概ねそのようなお話でした。また、田尻氏は、特に地方のNPOであるほど、公的資金のみに依存した運営を行っている、つまり行政の下請け的な役割にとどまってしまっている傾向があると指摘していました。今後は、そのような「補完型」から「創造型」へと、NPO事業形態を変えていくことが求められているということです。

 

講演会のあとは、東北地区にあるNPOの支援センターの方々の会議にも参加させていただきました。Y氏ともども、目の前で繰り広げられるハイレベルかつガチンコな議論に圧倒され、帰りの車では「凄かったね!」「凄かったですね!」と小学生並の感想交換会が催されたのでした。

 

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貴重な機会をあたえてくださった 山形創造NPO支援ネットワーク のみなさん、本当にありがとうございました!

(内)