新入社員をめぐる問題

9月3日の日経新聞に興味深い記事が。

『新入社員の孤立感ケア』という見出し。

 

入社して半年が経ち、そろそろ独り立ちをしていく時期に差し掛かり、

様々な問題に直面していく。

記事内では、「先輩の指導が手薄になり、一方で仕事が難しくなっているため、

この時期が大きな「難所」になっている」と書かれています。

 

成熟経済、そして少子高齢化、人口減少が続く日本では、

以前よりも1人に任される仕事の量や質が膨大になっているなか、

それに対応しきれずに伸び悩む社員が8割とも書かれています。

 

こういった局面を乗り切るためにはどうするか。

 

会社側から見た時には、コミュニケーションの量を増やす事、

先輩や上司も任せっきりにするのではなく、

随時進捗確認の声掛けをしていくことが挙げられます。

新入社員の視点で考えると、同期との情報交換や、1度聞いたことを反復し、同じことを聞かずに仕事を進めるためにどうするかを自分で考える必要があるのではないでしょうか。

また、会社外の同期を作るのも1つです。

 

私の前職では入社後3年間メールによる個別相談を受ける、「キャリアサポートセンター」を立ち上げ、会社内では言えない不安や相談を別の会社で受け、その会社にフィードバックするという新たな取り組みも行っております。

 

社会人になると1人で悩んでいても結論が出ないことが往々にしてあります。

かといって、悩んでばかりいて行動できないことが一番の問題。

誰だってミスはするもの。

恐れずに前に進んでいくためにどうするべきかを考えていくことが重要になります。